- ベトナムは特定技能の最大送出し国だが、2024年以降は送出し規制強化で採用難化が進んでいる
- 宿泊・飲食ではN4ギリギリの候補者が多いため日本語力の実態確認が特に重要
- 送出し機関の質にばらつきが大きく信頼できる登録支援機関経由での採用が必須
ベトナム人特定技能採用とは、ベトナム国籍の外国人を特定技能1号または2号の在留資格で採用すること。ベトナムは2025年まで特定技能の最大送出し国であり、日本・ベトナム間には二国間取決め(MOC)が締結されている。
ベトナム人材の特徴と強み
ベトナム人材の特徴として、勤勉さ・礼儀正しさ・学習意欲の高さが採用担当者から高く評価されています。特に飲食・製造分野では長年の採用実績があり、日本企業の職場環境への適応力も高い傾向があります。
勤勉で学習意欲が高い
残業・休日出勤への柔軟な対応が多く、日本語学習を積極的に続ける人材が多い。
日本語学習者数が多い
ベトナム国内の日本語学習者数はアジア2位(2024年時点)。N3・N4保有者のプールが大きい。
既存の技能実習生ネットワーク
技能実習2号修了者が多数おり、特定技能への移行候補者として国内在住の即戦力が多い。
N4ギリギリが多い
筆記試験はN4合格でも会話・聞き取りが弱いケースがある。実用日本語力の確認が必須。
ベトナム人材の日本語力の実態
ベトナム語と日本語は文法構造が大きく異なるため、漢字圏(台湾・中国・韓国)と比べて日本語習得に時間がかかる傾向があります。JLPT N4合格者でも、特に「聞き取り」と「話す」能力に課題があるケースが多いため、採用面接では実務シナリオを使った口頭確認が重要です。
一方で、日本語学習を継続している人材は入職後も急速に伸びる傾向があります。採用後の日本語学習費用補助や社内での日本語学習機会提供が、早期戦力化と定着率向上につながります。
業種別:ベトナム人材採用のポイント
宿泊業
フロント業務はN3以上が推奨。ハウスキーピング・清掃業務はN4でも対応可。外国人ゲストへの英語対応は個人差が大きいため面接で確認を。
飲食料理
調理補助・皿洗いはN4で対応可。ホールはN3以上推奨。ベトナム料理・アジア料理系の飲食店では文化的な親和性が高くスムーズに馴染みやすい。
介護
身体介護の技術習得は早い傾向があるが、高齢者との日常会話・緊急報告の場面でN3以上が求められる。介護福祉士取得支援を明示すると採用競争力が高まる。
ベトナム人材採用の注意点
- 二国間取決め(MOC)の確認:日越間の送出し規制(保証金禁止等)を確認し、コンプライアントな送出し機関を使用すること
- 送出し機関の質の確認:低品質な送出し機関経由だと、試験対策のみの候補者が来て現場で機能しないケースがある
- 給与の銀行振込対応:ベトナム本国への送金ニーズが高く、国際送金手数料の少ない銀行口座開設支援が定着率に貢献する
- 宗教・食事制限の確認:一部の地域出身者は豚肉を食べない習慣を持つ場合がある。社食・寮食に配慮が必要なケースも


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